ゲライキ

元編集者が読んだり、書いたり、遊んだり。

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カテゴリ:書評 > スポーツ

 池田高校野球部はその昔、甲子園を席巻した超攻撃的野球のチームでした。それも今や昔、すでに古豪の扱いです。現在のチームがどのような指導方針なのかはわかりませんが、かつてのように周囲に何もない(田舎のため)暴力を背景にした野球地獄への監禁、金属バットで打つことだけを主眼に置いた選手育成(筋トレ)では選手が育たなくなったかもしれません。ウエイトトレーニングは今やどこの学校でも行われているもので、ただただ筋肉だるまをつくるだけでは勝てないのが現代野球です。そういった技術論にも蔦氏の人物像にも迫りきれない教え子三人(畠山準氏、水野雄仁氏、江上光治氏)にもどかしさを感じます。もっとも、これはインタビュワーの力量と編集の関係かもしれませんが。
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 この本のおもしろいところは、読売ジャイアンツという球団について、巨人の人間ではない野村克也氏が黄金時代の到来を予見するというところにある。機関誌やOBによる巨人礼賛本、スポーツ紙の提灯記事や批判記事といった宗教的色彩から離れたところから書かれている組織研究は、なかなかお目にかからない。

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 野球とイジメ。これは切っても切れないものです。「でした」としたいところではありますが、やはり厳然と存在しているのです。私も野球少年で、1年生のころからベンチ入りすることがあったため、上級生からのイジメは受けた経験がありまります。例えば、全裸で踊らされたり、ノックを受けさせられたりする。拒否したらリンチなのですが、私と友人はこの伝統に真っ向から対立し、3年生とケンカ。結果、1年生の我々に出場停止の処分。納得できませんでした。「3年生は引退試合前だから」というのがその理由。人間の腐り具合と大人の汚さをいっしょくたにしたスポーツ。それが私の目にした野球でした。その後もイジメは消えることなく、一緒に野球部に入ったK君は全裸にスパイクという出で立ちでノックを受けさせられ、彼は練習中に吐くことを繰り返すようになり、ついに野球部を辞めました。続きを読む